やってみてから判断するのが好きです。
やる前の予想が当たることも多いけど、やってみないとわからないことがたくさんあるからです。
ちょっとイマイチと思ってもやってみたら、あら!意外といい!ってことや、なるほど〜!といった新しい発見があります。予想がちょっと裏切られる感じも楽しい。
やってみると見えてくるものが変わってくるし、そこから意見が変わることもあります。最近は再構築するのがおもしろいと思えるようになりました。組み替えるときに自分全部を使っている感じがして楽しいから。
オンラインレッスンをやってみた
とうとういつも通ってくれてる方を対象にオンラインレッスンをやってみました。zoomを使いました。
普段のレッスンでは、手と声かけを使って生徒に教えます。
どうして手を使うのかというと、手を生徒の身体に置くことで、より繊細に深くコミュニケーションすることができます。手を通して新しい使い方を教えつつ、声かけで生徒の気づきを促し、意識的に新しい使い方を選べるように導いていきます。
手の力は偉大で、手は言葉では伝えきれないことやワークの中で起きた一瞬の出来事に対して声かけだと間に合わないことも伝えてくれます。
ところが、オンラインレッスンではその大切な手を使うことができません。なので、レッスンとしてそれは意味があるのか、十分なのか、迷うところでした。
でもやってみないと何もわからないよね。ということでやってみることにしました。
普段のレッスンでは50分しっかりワークしていますが、生徒さんによっては自分で自分にワークできないほど大変な人もいるかもしれないと思い、「お茶を飲みながらおしゃべりしよう」というプログラムも作ってみました。
こういうときなので、ワーク以前に人と人とのつながりをまず大切にしたいという思いからでした。
やってみてわかったこと
オンラインレッスンをやってみてわかったことは、zoomの操作性やオンラインの良し悪しより何より、生徒さんはアレクサンダーテクニークを生活の中で使っているということでした。
生徒さんたちが普段どんな風にアレクサンダーテクニークを使っているかはなかなか見ることができないので、それが見れたことはとても新鮮で、質のいいフィードバックをもらった気がしました。
今回やってみたおかげで生徒さんの声や状況を知ることもできました。と同時にオンラインの可能性や難しさも見えてきました。これからオンラインレッスンとどう付き合っていくかが自然と決まっていきそうです。
やらないでだめだと決めることも、やらないでやろうと決めることもできない。月並みですが、何事もやってみるというのは大切だなぁと思いました。