服のオーダーメイドのように、それぞれが生きやすいように環境を調整する
今日は発達障害について精神科の先生にお話を聞いてきました。
勉強したいと思っていた発達障害。
少しでも知識があれば、そうした生徒さんがいらしたときに、もっといいワークができるかな。
勉強したいなぁと思っていたところ、
素敵な機会をいただくことができました。ありがたや~!
私は専門の方から話を聞くというのが好きです。
生きた言葉でわかりやすく教えていただけるのもありがたいですし、
その人の経験や専門家ゆえの葛藤が伝わってきて、本を読むよりずっと理解できるように思います。
それに知らない世界を知る喜びも!
話の中でも印象に残ったのは、
発達障害は、同じ診断でも一人ひとり違う。困っていることもそれぞれ。
服のオーダーメイドのように、それぞれが生きやすいように環境を調整する。
といった言葉でした。(※先生の言葉通りではないですよ)
先生もおっしゃってたけど、これってアレクサンダーテクニークの先生も同じだなぁ。
生徒さん一人ひとりの緊張のパターンや身体の使い方をよく観察して、
その人がもっているバランスを見つける。
唯一の正解があって、それに近づけるわけじゃなく
その人自身の協調を取り戻す。
先生のおかげで発達障害についても、アレクサンダーテクニーク教師の役割についても理解が深まりました。
ありがとうございました。
※ちなみに事前に参考図書として教えていただいた本は、滝川一廣(2017)『子どものための精神医学』 医学書院. でした。
とってもよい本で、精神医学がどのような歴史をたどってきたのかや、精神障害の分類と診断、発達障害とはどういったものかについて、読みやすい文体で書かれていて勉強になりました。おすすめです!