オンライン疲れはこういうところから?

bird

オンライン疲れしています。予想外です(笑)
オンラインレッスンを一旦お休みにしたので使う予定はなかったはずが、勉強会、仕事のミーティング等々が増えてほぼ毎日使ってます。

そんな中、昨日の夜にやったアレクサンダーテクニークの先生数名での研究会で「オンライン疲れるね(笑)」という話に。私たち先生も完璧ではない、学びの途中なので疲れるときも普通にあります。

ただ、ATの先生たちは訓練から得た深い洞察力で日頃から物事を見ているのでオンライン疲れに対しても一般とはちょっと違う視点の「なるほど、そうかもしれない」と思う意見の交換ができました。

まず私の意見は、
・リアルの世界では目線を逸らしたり、身体を動かしたりしながら話しているけど、ビデオ通話だと動かずずっと画面を見ていないといけないような気になりがち。必要な無駄な動き、自然な動きをしなくなるかも

・画面でずっと自分を見ているのは、鏡の中の自分を見続けているのと同じような状況?常に自分を修正する作業を裏で続けているのかもしれない

・ビデオを消して音声だけにした方がビデオ通話のときよりもよく聞こえる。視覚情報が減ったので聴覚からの情報が際立つ?(実際、通信の影響で物理的に変わるのかもしれないけど)

・どうしてもリアルよりは見えづらい、聞こえづらいものなので、見にいこう、聞きにいこうとしがちで、それが身体にも表れる

・この少し不便な状況を埋めるべく脳はいつも以上に働いてるような気がする

他の先生方からは
・物理的な距離感がつかめなくて(なくなるので)難しい

という意見や、ビデオを止めて音声だけにしてみると
・音声だけの方がみんなと一緒にいる気がする
・間を待つエネルギーが減る
といった意見がありました。

このやりとりのおかげで、必要ないときはビデオ切ったら楽だねという共通認識ができたので、今後は積極的にビデオを切って使っていこうと思います。

人間てすごい。

アレクサンダーテクニークではうまくいかないことを環境や状況のせいとは考えません。そんな環境や状況の中で自分がどう反応しているか、自分をどう使っているのかを見ます。その反応のしかたこそが、環境や状況をストレスにしたり仲間にしたりします。